My diva vol.4

Maria Gureghina

EPSON DSC picture

マリア・グレギーナ、「彼女こそ現代のディーバと呼ぶに相応しい!」今更何をって云われそうですが、このところ日本でのリサイタルが無い、CD のリリースが無い、「なんでや」と思っているのは私だけじゃない。筈です。

他に人気が高い歌い手はそこそこいますが、この日本での彼女に対してはマネージメントや某大手のレーベルの扱いに恣意的なものを感じているのは私だけでしょうか。美しく深く強い声はアリアだけではなく、より大きな表現力のもと歌曲をも歌いこなしてしまう「彼女こそ現代のディーバと呼ぶに相応しい!」と思うのです。

現在の演奏者や歌手は某有名ロシア人歌手に代表される様に、著名な指揮者との競演や派手な演出の公演、はたまた映像作品の多さなどでその人気が造られます。経済が優先するから仕方ないのでしょうが最近は売りたいものだけを集中して取り上げブームを作り出しそれを消費しつくしておしまい、終われば次といった様な扱われ方です。特に日本のマスメディアの取り上げるものの浅薄さは目を覆うばかりの惨状で、スポンサーの絡みからでしょうが嘆かわしい物があります。

音楽に限らず本当に良いものはマスメディアから距離を置いているものも多く、自分の五感を駆使して見つけるほか無く、安易に垂れ流されている巷のジョウホウに惑わされず事の真贋を峻別出来る目を持ちたいものです。

話が脱線してしまいましたが、も一度聴きたいなあ彼女のステージ。

2013/07/10