3)Power supply for audio

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此処でお話しするオーディオ用の電源に用いる電気は特別に変ったものではなく、各ご家庭に電柱から引き込まれている商用電源そのものです。オーディオ雑誌には柱上トランスから直接引き込む方法や敷地内に専用のトランスを設置するなど、特別な人脈や特殊なノウハウが無ければ出来ないような、読み物としては興味引かれる面白そうな記事かPRかが掲載されています。

もしもそれらに書かれているように、個人限定の専有柱上トランスから直接引き込むなどすれば、精神衛生上真によろしいことになるのは明らかでしょう。ただしその実質的効果が対価に見合うものになり得るのか、少なからず疑問があるところです。設置に関わる煩雑な手続きや工事に係る費用等を考え合わせると、面白い読み物とし見ておいた方が得策のようにも思います。現実的には電力計以後の対策を行うことで必要にして十分な効果が得られ、実用上問題ないオーディオ用電源の構築となり最も賢明な方法です。

その方法は、先ず家庭用電源と共用する場合の問題点の解決を図ります。家庭用電源と共用することによる問題点はインバーターを使用した機器の使用や、その他ノイズの原因になる電気製品等と回路的につながっていることです。その解決方法は電力計以降にオーディオ専用の回路を新設して他の家庭用電力の回路から切り離し、必要な電源の容量が不足している場合は契約電力量を増やします。

此処までは至極普通に実施されている電源工事ですが、上質なオーディオ用電源を得るにはその施工と使用機材の選別に特別な留意が必要で、電力の安定した供給と安全対策はもとより現場に合った素材を選び確実にノイズの混入と発生を防ぐことです。

信号経路と同様に電源回路にもノイズの対策は重要で、独自の素材を用いて的確な施工を手がけて来た当店では豊富なノウハウを元に上質なオーディオ用電源を提供します。