10)Digital sound 1

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オーディオのフォーラム等で LP(アナログ)と CD(デジタル)とでは、『音が良いのはどっちだ』等の議論が繰り返されています。本当にアナログ録音とデジタル録音の音に優劣があるのでしょうか。

以前日本コロムビアから発売されていたマスターソニックシリーズはPCM デジタル方式で録音されていました。そのシリーズには同じ音源を用いて制作された LP と CD とが併売されていて、ユーザーは自身のオーディオシステムに合わせて好みの方を選択することが出来ました。

当初私はPCM デジタル録音ですから当然その音は CD に分が有ると思い期待したのですが、予想に反して CD よりも LP の方が自然に聴こえ、一般的に云われているデジタル有利と云う当時の評価とは異なる結果に驚きました。当時の私の LP レコードの再生環境が CD のシステムより整備されていた事がこの様な結果を招いた訳ですが、同じ音源を用いて作られていてもフォーマットの違いと再生システムの錬度の差がこれほど如実に顕れたのは意外でした。そうした経験を踏まえ LP と CD は異なった音の現れ方をするものと認識して、双方のプレーバックの質の向上を図る事が今のオーディオには必要だと考えています。

後年はデジタル系コンポーネントの充実を計り、扱いにも習熟した為 CD のプレーバックに於いて何等不満の無い音が聴ける様になったのは幸いでした。そうした事例から録音の方式に関しては、デジタル録音とアナログ録音双方に方式の差は現れるもののそのどちらにも優劣はつけ難いとの思いを強くしました。

CD は 16bit・44,1kHz という規格に基づいて作られています、理屈としてはデジタルデータとしてはこの信号を復調すれば CD 作製時の音になるはずですが、それを既存の CD プレーヤーでプレーバックすると何やら物足らなく、同じ音源でもレコードのように音楽を楽しめないのです。

その主因はデジタルフィルターによる可聴領域に迄影響する位相(時間)のずれや、再生系から出る高周波やデジタルで動作する部分から出る電磁波で、それらがノイズとなり信号をマスクしているからです。ザンデンオーディオシステムはこの問題に着目し、デジタルは云うに及ばずアナログ部分の回路設計まで独自のフィルター技術と独創の筐体のデザインを含め、高度な実装技術で徹底的な信号の純化を図り世界のトップランクに位置する製品を送り出しています。

ザンデンオーディオシステム製のデジタルコンポーネントには単体プレーヤーの Zanden Model 2500 CD Player や、C Dシステムとして世界の頂点を行く Model 2000P CD Transport+ Model 5000S 16bit D/A Converte rとがありました。この2種類の CD プレーヤーシステムは CD・LP と云った再生系の違いに拘らず純粋に最上の音楽を聴かせて今したが残念ながら現在生産は終了しています。

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